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Saturday, March 23, 2013

偶然から必然へ

沈める釣りを始めてからこれで4〜5回目?風も強く、気温も低かったので行こうかどうか迷いましたが、仮説を検証するために、比較的短時間でしたが行ってきました。



ふきのとう。雪もだいぶとけてきて、地面も見えるようになってきました。ここ数日は冬の寒さが戻ってきた函館ですが、ふきのとうを見ると本格的に春がそこまできていることを感じます。

今回の釣りは、川でブラインドで魚を釣ることを想定して、魚が完全に見えない状況で釣りをしてみて、「釣れたらブラインドで釣り上がり」「釣れなかったら前回同様の釣りで1匹手にしてから、ブラインドで釣り上がり」または「1匹手にしてから、前回の釣りの帰りに見てきた川での釣り」にしようと決めていました。

釣り場のポイントについて、まずは上から攻めてみることに・・・。魚がいるところがわかっているのですが、ブラインドで沈める釣りは難しかったですね。何投か行ってみたのですが、一発でキャストが決められない&ライントラブルによりストレスがたまり・・・どうしてもまずは1匹釣りたくなったので、下へ移動。
下へ移動し、何投かしたらファーストヒット!が、すぐにバレてしまいました。その後も何投かしたら50オーバーと思われるアメマスがヒット!フライフィッシングを始めてから、過去一番に力強い引き!走られて引いて、走られて引いてを繰り返し、アメマスも弱ってきたため引き寄せようとしましたが、全然引き寄せられず・・・。やはりイワナ用の#4ロッドでは厳しいものがありました。それでも無理矢理寄せようとしたところ、魚が水面で顔を出し暴れて、バレてしまいました悲。
ショックを受けながらも気を取り直し、またキャスティング。何投かしているうちに、大根アメマスがやたら何かに気を取られているような様子を見せました。そして、その様子を見せてから数投後・・・もの凄い勢いで、リーダーに付けていたマーカーにアタックしてきました!(そっちかよ!悲)とりあえずロッドを立てたところ、何かのはずみでどうやら何かに掛かった様子!これまた強烈な引きを味わいましたが、すぐにバレました・・・。たぶん魚にリーダーとかティペットがかかっていただけでしょうね・・・。
まずは1匹と思ってから、なかなか釣れず時間が経過・・・。いつもならフライを落としただけで魚が散ることもあったのですが、今日はいつもより更に活性が低い?のか、全く動じず。どうしても1匹釣りたかったので、もう店長から教えてもらった最終手段しかないと思い、慎重にフライを魚の前に・・・そしてようやく1匹。



魚を落ち着かせようと手を川の中に入れましたが、この日は寒かった・・・。



アメマスなのかイワナなのかわかりませんが、釣れてくれて感謝。サイズは33センチでしたが、このくらいのサイズだと斑点があまり大きくなく、イワナなのかアメマスなのかよくわかりません。

この後は、釣り上がってブラインドの練習をしようとしたのですが、タイムアップ。帰りにはAnglers Hutへ行き、今日の釣りを報告。ベテランのYYさんに「流れのあるところやらないと上手くならないよ!」と言われました・・・。ごもっともで、こういうふうに言ってくれる方が周りにいるのは幸せなことです。まぁ海の釣りが終わったら、嫌でもブラインドの沈める釣りになるでしょうw


この数回沈める釣りをやってみて、店長の言っていた通り、1回目は「あれ?」、2回目は「これってもしかして?」、3回目は「またこれで釣れた!」、4回目は「どうやら、こういうことみたいだ!」と、偶然から必然へと変化することを体感しました。
ナチラルに魚に食わせるとは違った方法ですが、魚へフライを送り込むという点や魚の行動を知る点では、今回のサイトフィッシングは本当に勉強になりました。ブラインドで同じことができれば、ナチュラルに食わせることができると思われるのですが、この釣りはこの釣りでドライフライとは違った技術と計算力(想像力?)が必要になりますね。

もう今月は釣りに行けそうもないので、次は海ですね。川は雪代が落ち着くまで、いったん終了となりそうです。

Sunday, March 17, 2013

もうすぐ春

最高気温が連日プラスとなり、ようやく長い北海道の冬が終わり春が訪れようとしています。場所によっては、雪代が流れているところもあるのだとか。まだドライシーズン本番開始ではありませんが、もう少しで気持ちの良いドライシーズンが始まりそうです。



まだ殺風景な風景。
今年から一眼レフを釣り場に持ち歩き始め、釣りだけではなく被写体を探し、撮影することも楽しみの一つとなっています。春になれば様々な被写体が増え、撮影もより楽しくなりそうですね。



今回は釣り仲間と僕を含む4人での釣行でした。
待ち合わせ場所で、ベテランのYYさんから「アメマスは身体にラインを巻いて、ラインを切ろうとすることがある」と聞き、魚って賢いなぁ〜と思っていたのですが、まさか体験することになるとは・・・。
このアメマス、針がかかった後に身体を回転させ、ラインを身体に巻き付けました。ヤバイと思い、近くの釣り仲間であるYYさんにランディングをお願いしたところ、一発でランディングしてくれました(感謝)このサイズの魚を自分でランディングするなら、3回は失敗したでしょう。あの状態で3回ランディングを失敗したら・・・おそらくラインブレイクだったでしょうね。



賢い魚って、なんだか顔つきが違いますね。雄だから?雌だから?見分け方もわからないですが、前回の釣行で釣った魚とは、明らかに顔つきが違います。




この魚を釣ってからは、ドライフライに変更。
厳しいとはわかっていても、このタックルを持ってきたからには、振り味を味わいたくて。久々に#3ロッドでドライフライをキャスティングしてみましたが、本当に気持ちいい!釣れるとか釣れないとかではなく、このロッドを振っているだけで、「フライフィッシングをやっていてよかった〜!」と思えるくらいw

釣り仲間のYYさんもドライフライでの釣りに切り替えて、ライズを確実に仕留めていました。このYYさん、感性が独特で「おぉ〜!」って思うことがよくあります。日帰りで十勝釣行を実行したり(しかも前日には何か集まりが夜遅くまであって、フライを巻いてから十勝に向かった(驚))、人を引きつける何かをもっていたりと、自分には無いものを持っているので、羨ましい&素直に凄いと思います。
もう一人の釣り仲間である、YNさん。今回初めてお会いしたのですが、SNSで既にコミュニケーションとっていたため、初めてお会いした感じがしませんでしたwきっと人柄もあるのだろうと思います。この方、事前からいろいろ話を聞いていたのですが、なんと今回も札幌から日帰りで道南釣行!かなり高頻度で道南日帰り釣行を行っているようです。しかも3時間30分くらいで到着したのだとか・・・w(早過ぎ!)ものすごい行動力ですし、そこまで情熱をもって、遊ばれていることに本当に頭が下がるくらいですね。そして、店長曰く、タイイングもかなりの腕前だとか。フライボックス見せてもらえばよかった〜(悲)
そして、ベテランのYYさん。釣り場にきたのに釣り道具を持ってこなかったというwカメラマンに徹したいので、持ってこなかったそうですが・・・。前日にYNさんが札幌から来ると聞いて、現地状況を確認してきたとのこと。

釣り人って、「オレが!オレが!」みたいな人が多いと思っていたのですが、嬉しいことに僕の周りの方々は良い方ばかり。(嬉)釣りでも学ぶことはもちろんありますが、生き方や人間としての振る舞い方も学ぶことができます。お金はかかる趣味ですが、いろいろ学べるのであれば、出し惜しみしてはいけないと思います。特に若いうちは、今学ぶことが今後何十年にわたって、自分に影響を与え続けることを考えると、これは「単純な消費」ではなく「投資」でしょう。



最後に。
今日釣りに行った川以外にも2つ他の川を見てきたのですが、どちらももう釣りができそうな予感。川はそろそろ雪代本番となるようなので、次の釣行はいよいよ初海フライフィッシングですかね?

Wednesday, March 6, 2013

Casting Plactice

函館も徐々に気温が高くなり、雪どけも進んでいます。雪が完全にとけてしまう前に、実戦(3月末か4月から始まる海の釣り)に向けて最後のキャスティング練習?を行ってきました。

今回は海釣り用のタックルでの練習なのですが、常に川で釣りすることをイメージしてキャスティング練習をしています。
フライフィッシングにおいて、キャスティングは釣果を左右する要因となっています。特に川での釣りになると、川の流れが存在するため、フライラインをどう処理するか?はキャスティングによります。フライラインがなければ、軽いフライを魚がいるところまで飛ばすことはできない。しかし、フライラインが川の流れに影響されることで、自然にフライが流れないことにもなってしまう・・・矛盾を抱えながらも、それを乗り越えるためにはキャスティングが重要になってくるわけです。

ここで現時点での、僕のキャスティングに対する考え方について書いていきたいと思います。はじめに断っておきますが、これから書くことは自分のオリジナルの考え方ではなく、様々な方々からの影響、それらをふまえて自分なりに考えた結果であるということです。拙い経験からですが、これからフライフィッシングを始める方や、キャスティングについて悩んでいる方に参考になれば幸いです。
フライキャスティングの目的は、「どのようなフライラインの形で、どこにフライライン(ティペットやリーダー、フライも)を水面に置くのか」ということ。そのためには、ループコントロールが大前提で、ループコントロールのためには、ロッドティップのコントロールとロッドティップのコントロールのために、身体の動作をコントロールすることが必要です。

実践の順番としては、「フライラインの置き方を考える」→「ロッドティップをほぼストレートに動かすために、アークとストロークを駆使する」→「ループができたら、フライラインを水面に置く」・・・大まかな考え方としては、この3つですね。詳しくは東 知憲さんの本を参考にしてみてください。

3つの中の「ロッドティップをほぼストレートに動かすために、アークとストロークを駆使する」について、個人的に失敗経験から学んだことが3つあります。1つめは「バック(ロッドを後ろに振る)がきちんとできていなければ、前(フロント)へはフライラインが勢いよく飛んでいかない」ということ。2つめは「バックもフロントへもロッドへの力の入れ方にコツがある」ということ。3つめは「バックやフロントでフライラインが伸びきる前に、バックまたはフロントへロッドを切り返すと、フライラインが失速してしまう」ということです。
2については、「徐々に力を入れ、ロッドを止める」ことが必要で、画像であらわすと以下のようになります。



この画像はバックからフロントへロッドを振っている画像になります。フロントからバックへはこの画像の逆になりますね。
この力の入れ方がうまくできない場合、ティップが暴れてフライラインが波打ってしまったり(力を入れ過ぎた場合)、ラインが失速してワイドループやループが消えてしまったり(力を入れな過ぎた場合)することになってしまいます。力を入れ過ぎても、入れな過ぎてもダメなわけです。このことについては、東さんや店長から事前に教わっていたのですが、実践を通して失敗してみることで、どうすればいいのか確信を持てるようになりました。

最後に、キャスティングについてとても勉強になる動画の紹介。この動画は、僕が何度も何度も繰り返し見て、頭に叩き込もうとしている動画です。こんな美しいキャスティングができるようになりたいですね。





Sunday, March 3, 2013

アメマス好釣

前日の荒れた天候が嘘のように、一転。今日は春を感じる一日となりました。

店長に新しく教えてもらったフライを試すために、2〜3時間くらい釣りをして帰ろうと思っていました。が、思いのほか釣れ、そんなに寒くなかったので、結局5時間くらい釣りをしてきました。
30〜40センチくらいまでのアメマスが、10匹くらい釣れました。新しく教えてもらったフライ・・・これはヤバイですね。(釣り仲間のYYさんが好きなアレでも釣れました)推定50センチくらいのアメマスもかかったのですが、取り込む際に、魚がランディングネットに入らず、そのままバレてしまいました・・・。ランディングネットの深さはあるものの、さすがに尺イワナや尺ヤマメを対象にしたものでは無理がありましたね・・・。



おそらく30センチくらいのアメマス。
このランディングネットには、これくらいのサイズの魚が一番綺麗におさまるような気がします。40センチくらいのアメマスも写真を撮ってみたのですが、大きすぎて綺麗におさまりませんでした・・・。こう考えると、釣れる魚のサイズに合わせてランディングネットも欲しくなる・・・w



とにかく撮ることに夢中で、カメラの設定を一切変更せずに、撮りまくるw
今回はモデルとなりえる魚が何匹も釣れたので、カメラも大活躍。そして、良くも悪くも気付いたことがあります。撮影の大きな流れとして、「魚を落ち着かせる場所探し」→「構図を考える」→「魚を落ち着かせる」→「機材の準備」→「露出とピントを合わせて撮影」・・・とにかく魚を落ち着かせることが難しい!また、決めたい構図の通りに魚がポーズをとってくれ、落ち着いていてくれることは、もっと難しい!!ランディングネットが水によく馴染むので、いい感じで魚に酸素を送ることができている?ような気がします。次回はちゃんと露出設定しなければ・・・。

魚を釣って、撮影した後はドライフライに切り替えました。
久々にドライフライの釣りですが、とにかくキャスティングが楽しい!しつこいようですが、#6ロッドで練習してから以前よりも、もっとラインが自分の手の延長線のように感じることができました。これは本当に気持ちいい感覚です。ドライフライでは全く釣れませんでしたが、とても満足したと同時に、やっぱりドライフライを早くやりたいと思いましたね〜。


あと数週間後には海が始まり、その後はドライフライのシーズンですね。楽しみな時期の始まりですが、フライが足りない・・・。たくさん巻かないと!