CONTROLLED FLY CASTINGです。
まだざっと一通り読んだだけに過ぎませんが、現時点での感想を言うと・・・理路整然としており、非常にわかりやすい内容です。特に印象に残っている点として は、キャスティングにおけるループのコントロールはロッドのティップが重要になってくるということ。また、ロッドを振る際に「支点」「力点」「作用点」を 意識すること。支点、力点、作用点については本書の中で図で表示されており、ロッドを振る際にどう気をつければ良いのか参考になりました。
本
書を読むとロッドを使ってフライを投げ込むというシンプルな目的に対して、複数のアプローチがあり、それぞれのアプローチに対した道具の選択が重要になっ
てくることが非常によくわかりましたね。キャスティングだけでも相当奥が深いですが、あくまで魚を釣ることを目的としたとき、キャスティングの動作そのも
のだけではなく、次のステップであるプレゼンテーションを意識したキャスティングを心掛けなければいけないと思います。
自然環境を観察しながら先読み、フライを選択し、魚との距離感を考え、キャスティングを行い、フライをプレゼンテーションする・・・シンプルに考えるとこのような流れになるのではないかと思うけれど、この一連の流れの中の一つ一つがとても奥深い。精進あるのみですね。