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Friday, April 6, 2012

東 知憲さんによるキャスティングスクール 2012

先日に函館で開催された、東 知憲さんによるキャスティングスクールに参加してきました。



もう4月なのにまだこんな景色ですが、早朝から綺麗な青空が見え、とても気持ちの良い朝を迎える事ができました。写真でもわかるように駒ヶ岳がこんなにもハッキリと見えています。

僕は今回のスクール参加前に、東さんの著書であるControlled Fly Castingを読んでいました。読了後は東さんに対する期待値が高くなった一方で、スクールで教わることは本に書いてあることだけで事が足りるのでは?という思いを抱いたまま参加したのですが、良い意味で期待を裏切られました。

スクールの内容については、たしかに本に書いてある内容がほとんどでしたが、(著者と教えている人が同一人物なので当たり前ですが)「本に書いてある内容の理解」「頭で理解した内容を身体で覚えさせる」「頭と身体による動作が正しいかどうかの判断」は本だけではなかなか難しいものがあります。スクールではこれらを東さんが目の前で行ってくれて、本で学ぶこととは別で必要だと思いました。



実際のスクール風景です。


今回のスクールは僕にとって非常に学びの多いスクールでした。
キャスティングという一連の動作を複数の要素に分け、それぞれの要素で行う動作が、どのような意味をもっているいるのかを説明しながら教えてくれる姿は、フレデリック・テイラーを彷彿させました。

本にも書いてあることですが、スクールでも東さんはしきりに「ロッドのティップをコントロールすることが、そのままループのコントロールにつながる」と言っていました。そのティップをコントロールするためには、僕は3つのことを学びました。
1つめは「ロッドの基本性能を見極める」。具体的にはロッドを前後に振ったときにティップがどれくらい曲がるのかを確認。
2つめは「力の入れ具合」。具体的にはロッドを前後に振ったとき、徐々に振るスピードを上げて最後には止める必要があるのですが、(よく時計の10時と2時の位置でロッドを止めると言われる)止めたときにティップが暴れないくらいの力加減で力を入れてロッドを振る。
3つめは「腕と手首の使い方」。綺麗なループを描くためには、ティップで直線を描くようにロッドを振る必要があり、ティップの曲がり具合に合わせて腕と手首で角度を調整し、手首でロッドにスピードをつけ、腕と手首でロッドを止める。


頭では理解できても実践となると思うようにいかないですね。今は思うようにいかなくても、自分の至らない点や至らない点の解決方法がわかっているので、あとは精進あるのみです。なにもかもがわからない時が一番苦しいですよね。昨シーズンはよくわからないまま過ごした時期が多かったので、今シーズンはこのスクールで学んだことをいかして精進していきたいと思います。

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